旅行や仕事で海外に滞在しているとき、心配なのは電話やインターネットなどの通信手段です。ドコモや au など大手キャリアには、海外でもパケット使い放題になる定額サービスがありますが、このほど au が画期的なサービス「世界データ定額」を開始しました。

au の「世界定額」とは

980円(非課税)ポッキリで対象の国・地域で24時間まで、日本で加入しているデータ定額サービス等のデータ容量からデータ通信が利用できる海外データ定額サービスです。

類似サービスとの比較

ドコモにも同じような海外データ定額サービスの「海外1dayパケ」なるものが存在しますが、サービス内容にはかなり差があります。

ドコモの『海外1dayパケ』は 2018年3月18日で新規受付を終了しました。

 

世界データ定額 海外1dayパケ
料  金 980円 980円~1,580円
速度制限 最大30GB 30MB
事前の申込 不要 必要
対象国・地域 150 205

料金

ドコモの 海外1dayパケ の料金は 980円・1,280円・1,580円 の3通りで、国と地域によって違います。
対して au の 世界データ定額 は 980円 の1通りです。

速度制限

ドコモが 30MB で早々に速度制限されるのに対し、au の場合は日本で加入しているデータ定額サービスがそのまま使えます。
auフラットプラン30(容量30GB/月)を1ヶ月まるまる残していれば 30GB まで速度制限されません。その差はなんと 1,000倍 です!

事前の申込

ドコモの場合は事前の申込が必要です。
au なら対象国・地域でデータ通信を行えば自動的に適用されます。

対象国・地域

ドコモが 205 の国と地域で使えるのに対し、au は 150 しかありません。
とはいえ、どちらのサービスも日本人がよく行く国や地域はカバーしています。

海外Wi-Fiレンタルサービスとの比較

空港などでポータブルWi-Fiルーターを借りて使うのも最近では一般的な方法です。
ここでは、有名な海外Wi-Fiの「イモトのWi-Fi」「グローバルWi-Fi」「jetfi」の3サービスと比較してみます。

比較した海外Wi-Fiのプランは以下のとおり

 

世界データ定額 イモトのWiFi グローバルWiFi jetfi
料金 980円/日 680円/日~ 870円/日~ 680円/日~
速度制限 最大30GB 500MB 300MB 350MB
事前の申込 不要 必要 必要 必要
対象国・地域 150以上 200以上 200以上 100以上

 

料金

渡航先の国・地域によりますが、海外Wi-Fiレンタルのほうが安くなる場合があります。
海外Wi-Fiレンタル料金はヨーロッパは総じて高い傾向があるので、ヨーロッパ旅行なら au のほうが安く済みます。

速度制限

海外Wi-Fiではプランによって速度制限がかかるデータ量が変わります。
1日1GBまで使えるプランもありますが、au の最大 30GB は圧倒的です。

事前申込

海外Wi-Fiでは事前の申込かつ空港や郵送でルーターを受け取り、帰国後は返却する必要があります。
また、ルーターを紛失した場合、補償オプションに入っていないと弁償しなければいけません。

対象国・地域

「イモトのWi-Fi」「グローバルWi-Fi」は 200以上の国と地域で使えます。
au 世界定額より多くの国と地域をカバーしています。

デメリットや気をつけること

お得なメリットばかりではありません。気をつけておかないとかえって損をすることもあります。

海外Wi-Fiより対象国・地域が少ない

旅行先が対象国・地域かどうかを事前に確認しておきましょう。
対象国・地域以外でデータ通信を使った場合、「海外ダブル定額」か従量課金が適用されてしまいます。
これら対象外の国・地域へ行く際は、海外Wi-Fiレンタルサービスを使った方が断然お得です。

国内のデータ容量を消費するという仕組み

他社や au のそのほかの海外データ定額サービスは、日額料金に使用できるデータ容量が含まれています。
対して 世界データ定額 で消費するのは、すでに契約中の国内の定額データ通信容量です。
980円 の料金は単なる基本料金にすぎません。データ容量が新たに付与されるわけではないのです。
海外でデータ容量を使い切ってしまうと、帰国しても速度制限がかかりっぱなしになります。

それでも 世界データ定額 はお得なサービス

上記のデメリットを割り引いても、海外でのデータ通信が 980円 で使えるのはとてもお得です。
データ容量が気になるところですが、海外旅行では滞在先のホテルのWi-Fiや公共Wi-Fiサービスを併用するのが一般的。
写真や動画の大量アップはホテルに帰ってからにするなど工夫して、データ残量を気にせず海外旅行を満喫しましょう。

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