
前回はカーナビ専用機に匹敵するくらい高性能に進化した無料のカーナビアプリを紹介しました。
[post id="66" style="pickup"]今回はスマホやタブレットでカーナビアプリを使うときに、あると便利な“おすすめ”アイテムを紹介します。
もくじ
『GPSレシーバー』で位置情報の精度をアップ
GPSレシーバーとスマホやタブレットを連携させることで、内蔵されているGPSより精度の高い位置情報を取得できます。また、GPSが内蔵されていない端末でも位置情報を使ったアプリが使用できます。
手ごろな価格でGPSの精度をアップ『GNS 2000』
GPSやGLONASS(ロシア版GPS)から測位できます。バッテリー駆動で10時間使用可能。シガーソケット電源アダプターが付属しており、給電しながらの使用も可。車載を想定したコンパクト設計です。
手のひらサイズの好感度GPSレシーバー『XGPS160』
GPSロガー機能搭載。同時に5台の機器に接続できます。シガーソケット電源アダプターのほか、粘着シート一体型の車載マウンターも付属します。バッテリー内蔵で10時間駆動。
常時データ通信が必要ならデータ通信使い放題の『格安SIM』
カーナビアプリは常時オンラインで地図データを取得しますが、通信速度は意外と必要としません。月々500円以下で使える格安のデータ通信専用SIMでも十分実用に耐えられますし、低速専用なら使い放題のプランもワンコインで使えます。
ポイントを貯めて通信費に充当できる 『ロケットモバイル「神プラン」』
298円 と料金は最安値レベルなうえ、アプリのダウンロードなどで貯まるポイントを料金の支払いに充てることができます。
月500MB まで無料!『nuroモバイル「0 SIM」』
月 500MB 未満までの高速データ通信量が、なんと無料です!
ナビアプリ専用として使うなら街乗りぐらいであれば 500MB で足りてしまいますが、万一データ量をオーバーしてしまっても最大 1,600 円までの従量課金制なので安心です。
カーステレオと共存させる『ワイヤレススピーカー』
カーステレオで音楽を聴きながらスマホのカーナビアプリを使うなら、ワイヤレススピーカーを車載しましょう。カーステレオで音楽を流していても、カーナビアプリの音声案内を聞き取れるようにするのが目的です。
車載対応Bluetoothスピーカー『YCS-100』
luetooth&NFC接続対応のスピーカーです。車載するときはドリンクホルダーに設置します。70℃までの耐熱仕様なので、炎天下の車内でも安心です。
同じような製品をSONYが販売しています(RDP-NWV600)が、YCS-100のほうが圧倒的に安価です。
『Bluetoothレシーバー』でカーステレオからスマホの音声をワイヤレス再生
カーナビアプリの音声をカーステレオから再生したいのならBluetoothを使えばOK。でも、自分のカーステレオがBluetooth接続に非対応の場合は、Bluetoothレシーバーを使いましょう。
USB給電でバッテリー切れの心配なし『H163』
この製品は、よくあるバッテリー内蔵のレシーバーとは違いUSB給電で駆動します。シガーソケットからUSBアダプターを介して電源を供給すれば、エンジンのON/OFFに連動して電源がON/OFFします。
スマホをナビにするなら車載ホルダーにも拘ろう
スマホやタブレットをカーナビとして使うとき、端末を固定するための車載ホルダーは必需品です。カー用品店に行けばいろいろな種類の車載ホルダーが売られていますが、ここでは特にカーナビとしてスマホを使うときに便利なものを紹介します。
内蔵のファンでスマホを冷やす『クールファン ME70』
冷却用ファン内蔵のスマホホルダーは他にもありますが、こちらは車載用の珍しい製品。真夏のドライブには必需品です。
充電用のUSBポートがあればよかったのですが、残念ながら非搭載。ファンの音が多少気になるレベルのようです。
ドラレコとしても活かすならサンバイザー取り付けタイプ『EC-155』
サンバイザーに取り付けるタイプのスマホホルダーです。クリップ&バンドでガッチリ固定できます。
スマホをナビのほかにドライブレコーダーとしても使うなら、サンバイザーからのアングルがBESTです。
スマホの画面をミラーリングできる車載用外部モニター
ナビアプリを使うなら、スマホの画面を外部モニターに映すという方法もあります。ナビアプリがインストールできるのであれば、モニターのないスティックPCやTV-BOXを使うこともできます。
ルームミラーに画面を映す『バックミラーモニター』
この製品をはじめ、ルームミラータイプのモニターは種類が豊富です。映像入力が2系統のものが多いので、ナビアプリの映像とバックカメラの映像を1台で映すことができます。
HDMIやMHLによる入力に対応していないものがほとんどなので、映像を映すには別途変換用のコンバーターなどが必要です。
映した画面のタッチ操作が可能に! 『アプリユニット SPH-DA05』
carrozzeriaブランドのインダッシュ型ユニット。この製品に繋げたAndroid端末やiPhoneの画面を映すだけでなく、映された画面をタッチパネル操作できる完全ミラーリングが実現できます。これは、「root 化」された端末とメーカー非公式のアプリを使った裏ワザ的な使い方でのみ可能になりますが、対応するアプリしかタッチ操作できない Apple CarPlay や Google の Android Auto の上をいく画期的な製品です。
[post id="102" style="pickup"]↑ の過去記事でこの製品について紹介しています。
法律違反にならないように気をつけましょう
スマホやタブレットをカーナビとして使うときは、気をつけないと法律違反になることがあります。また明確に違法とならない場合でも、事故に遭ったときに不利になることがあるので注意が必要です。
① 運転中の操作は厳禁
スマホやタブレットを運転中に手に持って操作することは道路交通法違反です。また、手に持たずホルダーに固定した端末を運転中に操作する行為も「表示された画像を注視する行為」として罰則の対象となり得ます。
道路交通法第71条5項の5
自動車又は原動機付自転車(以下この号において「自動車等」という。)を運転する場合におい ては、当該自動車等が停止しているときを除き、携帯電話用装置、自動車電話用装置その他の無線通話装置(その 全部又は一部を手で保持しなければ送信及び受信のいずれをも行うことができないものに限る。)を通話(傷病者の 救護又は公共の安全の維持のため当該自動車等の走行中に緊急やむを得ずに行うものを除く。)のために使用し、 又は当該自動車等に取り付けられ若しくは持ち込まれた画像表示用装置に表示された画像を注視しないこと。
② 設置場所に気をつけよう
最近よく見かけますが、スマホやタブレットをフロントガラスに吸盤式ホルダーで固定するのは、道路交通法に違反するとして取り締まりの対象となる場合があります。
道路交通法第55条2項
車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。
現状では明確な取り締まり基準はなく、違法かどうかの判断は現場の警察官に委ねられているようです。そのため、フロントガラスへ吸盤式ホルダーを貼り付ける行為は「運転者の視界を妨げる」ことと判断されてしまう可能性が否定できません。
道路運送車両法の保安基準でも、フロントガラスに貼ってよいものとして、ETCやGPSの送受信機、ドライブレコーダー、フィルムアンテナなどが定められていますが、この中には当然「スマホ」や「スマホホルダー」は含まれていません。また、貼りつけが許可されているものですら大きさや貼りつけ位置の規定があるため、余計なリスクは犯さないのが賢明だと思われます。
おしまい