
巷で話題の Chromebook(クロームブック)。前々から欲しいと思っているのですが、お小遣い月1万円の僕にはとても手が出ません。安いのだと3万円弱で買えるのですが、それでもお小遣い3ヶ月分です(涙)
そこで、8年前に購入した古いネットブックに CloudReady という OS をインストールして “なんちゃって” Chromebook に生まれ変わらせてみました。
Chromebook(クロームブック)は、Googleが開発しているオペレーティングシステム「Google Chrome OS」を搭載しているノートパソコンのシリーズである。(Wikipedia より)
CloudReady を手に入れ ライブUSB を作る
CloudReady は「Chromium OS 」という Google Chrome OS のオープンソース開発バージョンを基に作られた無料の OS です。
これをインストールしたノートパソコンは、ほぼ Chromebook に変身できます。
まずは CloudReady をインストールするための「ライブUSBメモリー」を作ります。
使えるのは 8GB か 16GB のUSBフラッシュメモリーですが、僕の場合は机の上に落ちていた 8GB の microSDカード をこちらの製品に挿して USBメモリー 風に仕立て上げて使用しました。(公式にサポートされている使いかたではありませんが、これでインストールは成功しています)
普通の家庭で机の上に 8GB の microSD カードが落ちていることはあまりないので、通常はこういうのを買えばよいと思います。
USBメモリーが用意できたところで、さっそく公式サイトから CloudReady を手に入れましょう。
個人での使用目的なので「HOME EDITION」を選択します。
Windows PC で ライブUSB を作る場合は、「DOWNLOAD USB MAKER」を選択します。
ダウンロードされた「cloudready-usb-maker.exe」をダブルクリックして起動します。
USBメモリーは用意できましたか?と確認されます。インストール作業には20分ほどかかるようです。
それでは [Next >] をクリックします。
インストールするネットブックが 32-bit 版しか受け入れてくれない過去の遺物なので、32-bit を選択し [Next >] をクリックします。
USBメモリーをPCに挿して [Next >] をクリックします。
挿したUSBメモリーを選択して [Next >] をクリックします。
インストールが始まります。しばしお待ちを。
100% になると ライブUSB の完成です。
CloudReady をネットブックにインストール
いよいよ CloudReady のインストール作業です。
今回、Chromebook に生まれ変わろうとしているのはコチラの方。
2009年 Acer 社から発売の Aspire one D250 です。
スペックは…
OS | Windows XP Home |
CPU | Atom N280 1.66GHz/1コア |
メモリ | 1GB |
ストレージ | 320GB HDD |
画面サイズ | 10.1 インチ |
10年近く前に流行った安価で低スペックな小型ノートパソコンですので、今どきのパソコンに比べれば絶望的に非力です。
今回は CloudReady の実力を測るため、あえてメモリの増設などはせず基本構成のままインストールしました。
まず、ネットブックの電源は OFF にしておき、ライブUSB を挿しておきます。
電源を ON にして USBメモリーからPCを起動しましょう。
詳しくはメーカーサイトまたは、お手持ちのマニュアルをご確認ください。[/notification]
ライブUSB からの起動が成功すると、CloudReady のロゴが現れます。
言語設定をして、
Google アカウントでログインしましょう。
簡単ですね。
ここからがインストール手順の本番です。
右下の自分のアイコンをクリックして「Install CloudReady」を選択します。
インストーラーが立ち上がるので、「INSTALL CLOUDREADY」をクリックします。
今回は「INSTALL STANDALONE」を選択しました。
これは、ハードディスクの中身を全て消去して新たに CloudReady をインストールする方法です。クリーンインストールというやつですね。
「INSTALL DUALBOOT」を選択すれば、CloudReady と Windows OS のデュアル構成にすることもできます。
「ハードディスクの中身を全部消して CloudReady をインストールするよ。もう後戻りはできないよ。」という脅しに屈せず、「ERASE HARD DRIVE & INSTALL CLOUDREADY」を押します!
インストール中…
デスクトップ画面が立ち上がったらインストール終了です。
お疲れさまでした。
とりあえず CloudReady を使ってみた感想
こうして元値タダで念願の Chromebook を手にすることができました!
開発者様には感謝の気持ちしかありません。
で、肝心の使い勝手ですが、とにかく「軽い」「早い」です。
Chromium ブラウザのアイコン(左下の青い Chrome )を押すやいなやブラウザが瞬時に立ち上がります。
ただし、パソコン自体が超ロースペックなため、Webブラウジングでもサイトによっては閲覧に多少の支障が生じます。パソコンがもう少しまとも(せめてデュアルコアCPU)ならかなり快適になりそうです。
といったところで今回はここまで。
次回は「低スペック“なんちゃって” Chromebook の最初にやるべき設定」と「低スペック“なんちゃって” Chromebook に絶対に入れるべきアプリXX選」的ありがちな内容を予定しています。
おしまい