
ガソリン代がどんどん高くなって、お財布に厳しいご時世になりました。
でもマイカーを使っている以上、ガソリンは絶対に必要なもの。
ガソリン代をどれだけ安くできるかが、家計を節約するための大きなポイントです。
そこで今回は、ガソリンスタンドの中でも最も店舗数が多い「ENEOS(エネオス)」で、ガソリン代をトコトン安くする方法を考えてみます。
もくじ
ENEOS(エネオス)とは
ENEOS(エネオス)は全国のガソリンスタンドの中でトップシェアを誇る、JXTGエネルギー株式会社の店舗ブランドです。
2017年には、エッソ・ゼネラル・モービルの3ブランドを吸収し、さらに店舗数が増えました。
ガソリンスタンド数
- 全国のガソリンスタンド数:約 33,000 店舗
- エネオスのガソリンスタンド数:約 13,000 店舗
- エネオスの全国シェア:約 40%
僕はドライブが好きで、よく車で遠出をします。
外出先でガソリンを入れるときは、特に意識していなくてもだいたいエネオスを利用している気がします。
現在のシェアは 40% ですが、感覚的にはもっと多いイメージです。
ENEOS のガソリン代を安くする方法
エネオス でガソリン代を安くする方法はたくさんあります。
その中でも、特に値引き率が高い方法を以下のようにピックアップしました。
エネオス で使える値引き方法
- ENEOSカード で払う
- dカード/dカード GOLD で払う
- 楽天カード で払う
- スピードパス(エネキー)で払う
では早速、それぞれの方法でどれだけガソリン代が安くなるのかを見てみましょう。
ENEOSカードで払う
ENEOSカードには、値引き方法の違う3種類のカード
があります。
ENEOSカード S
3種類の ENEOSカード の中で、最も維持費が安いスタンダードなカードです。
ENEOSカード S で支払えば、ガソリン代がいつでも1リットルあたり2円引きになります。
年1回以上の利用で翌年度の年会費が無料になるので、実質「年会費無料」で維持費がかかりません。
実際に節約できる金額を計算してみると、
となります。
1リットルあたりのガソリン価格が変わっても、値引き額は変わらず 2円/L です。
給油以外のお買い物でもポイントが貯まります(1,000円につき6ポイント)が、還元率が低い(0.6%)ので エネオス での給油専用で使うのがオススメです。
ENEOSカード P
1リットルあたりの現金値引きではなく、ガソリン代に対してポイントが還元されます。
ENEOSカード P で支払えば、ガソリン代 1,000円 ごとに 30ポイント が貯まります。
また、給油以外のお買い物でも 1,000円 につき 6ポイント が貯まります。
貯まったポイントは 1,000ポイント=1,000円 として エネオス での支払いに使えます。
ENEOSカード S と違い、ガソリン価格が上がれば実質の値引き額が上がります。
ただし、2年目以降は年会費がかかります。
そこで、年会費を含んだ実際にどれだけ節約できるかを見てみましょう。
金額は 1ポイント=1円 として、ガソリン価格は 140円/L で計算しました。
年会費の消費税分を考えれば、さらに少し節約額が減ります。
普段あまり車を使わず、月々50リットル以下しか給油しない人にはオススメできません。
そういう人には ENEOSカード S のほうをオススメします。
ENEOSカード C
カードの利用額によって、ガソリン代の値引き額が変わります。
最大 7円/L の大幅値引きになるお得なカードです。
以下は、毎月 7円/L 値引きされたときの節約金額です。
ガソリン価格は 140円/L で計算しました。
かなりの節約になりますが、7円/L の値引きをされるには毎月7万円以上カードを利用し続けなければいけません。
公共料金やケータイ料金、ショッピングでの支払いを全て ENEOSカード C にまとめる必要があるでしょう。
ただし、ENEOSカード S や ENEOSカード P と違い、ENEOSカード C ではポイントが貯まりません。
給油以外に使うカードとしてはあまりオススメできないカードですが、メインのカードとして使えば大きな節約効果が期待できます。
では一方で、ENEOSカード C を エネオス での給油だけで使った場合の節約額はどうでしょう。
ガソリン価格を 140円/L として計算すると、
給油だけで使った場合は、ENEOSカード P のほうが節約効果が高いという結果になりました。
ENEOSカード P の節約効果を上回るには、給油も含めて毎月5万円以上カードを利用し 5円/L 以上の値引をされないといけません。
特に、月に 50リットル ほどしか給油しない人では、年会費が引かれると損をしてしまいます。
さらに、ENEOSカード C で値引きされるのは月々 150リットル まで(家族カードとの合計)です。
月の給油量が 150リットル を超えたときは、他のポイント還元が受けられるカードで支払ったほうがお得です。
dカード/dカードGOLD で払う
ドコモのクレジットカード「dカード」と「dカード GOLD」なら dポイント が貯まります。
エネオス は dカード 特約店 なので、ポイントが1.5倍になります。
- 通常ポイント:カード利用額 100円(税込)ごとに 1ポイント
- 特約店ポイント:カード利用額 200円(税込)ごとに 1ポイント
貯まった dポイント は 1ポイント=1円 として使えます。
実際にどれだけ節約できるかを見てみましょう。
金額は 1ポイント=1円 として、ガソリン価格は 140円/L で計算しました。
- 毎月50リットルの給油
月:105 ポイント(105 円)
年間:1,260 円
- 毎月100リットルの給油
月:210 ポイント(210 円)
年間:2,520 円
- 毎月150リットルの給油
月:315 ポイント(315 円)
年間:3,780 円
dカード なら年会費が無料なので維持費がかかりません。
dカードGOLD は年会費が 11,000 円(税込)もかかりますが、ドコモのケータイ代やドコモ光の料金を合わせて 11,000 円以上払っていれば、10% のポイント還元で年会費と同額分の dポイント がもらえます。
とてもお得なカードなので、メインのクレジットカードとしてもオススメです。
楽天カード で払う
楽天カードなら 100円 ごとに 1ポイント の楽天ポイント が貯まります。
エネオス で使うと、さらに 200円 ごとに 1ポイントが追加でもらえます。
1ポイント=1円 、ガソリン価格 140円/L
として節約できる金額は。
- 毎月50リットルの給油
月:105 ポイント(105 円)
年間:1,260 円
- 毎月100リットルの給油
月:210 ポイント(210 円)
年間:2,520 円
- 毎月150リットルの給油
月:315 ポイント(315 円)
年間:3,780 円
エネオスでのポイント還元率は dカード と同じです。
楽天ポイントが貯まるお店やサービスは多いので、楽天カードもメインのクレジットカードにオススメです。
スピードパス/エネキー で払う
全ての店舗ではありませんが、一部の エネオス では「スピードパス」や「エネキー」というスティック型の電子キーで支払いができます。
手持ちのクレジットカードを登録して使うので、支払いの度にカードを出す必要がありません。
© JXTG Nippon Oil & Energy Corporation
スピードパス / エネキー で支払うと、ガソリン代の割引きが受けられることがあります。
割引額は店舗や時期によって変わります。
僕がいつも利用するスタンドでは、スピードパス での支払いで 4円/L 引きでした!

スピードパス / エネキー の割引きと、登録したクレジットカードでの割引きは同時に利用できます。
例えば、僕が利用しているスタンドなら、ENEOSカード S を登録しておけば 4円+2円 で 6円/L 引き になります。
スピードパスが使えるスタンド
スピードパス が使えるのは EneJet(エネジェット)というブランドのエネオスです。
© JXTG Nippon Oil & Energy Corporation
残念ながら店舗数はかなり少ないです。
fa-searchEneJet(エネジェット)サービスステーションを探す
でも幸運にも近所や旅行先に EneJet のエネオスがあれば、お得に給油できることがあります。
エネキー が使えるスタンド
エネキー は全国のエネオスのセルフスタンドで使えます。
© JXTG Nippon Oil & Energy Corporation
一部のエネオスでは使えませんが、それでも スピードパス より使える店舗数は多いです。
fa-searchエネキー が使えるサービスステーションを探す
無料で作れて年会費も不要なので、近所にエネキー対応の エネオス がなくても作っておいて損はないですよ。
現在 スピードパス をお持ちの方は、エネキーへの移行がオススメです。※ 将来的にスピードパスは廃止の方向です
まとめ
以上、エネオスでガソリン代を節約する方法を紹介しました。
まとめると、
- クレジットカードで支払う
- スピードパス / エネキー と組み合わせる
エネオスでは、ガソリン代を値引きやポイント還元が受けられるクレジットカードで支払うのが一番の節約方法です。
使えるスタンドは少ないですが、スピードパス / エネキー と組み合わせるとさらにお得です。
車の維持費でも特に費用がかかるのがガソリン代です。
一回の給油での支払いは数千円でも、1年を通して見るとかなりの金額になります。
カードや決済ツール(スピードパス / エネキー)を上手に使って、賢く節約しましょう。
カードでガソリン代を節約