11月10日から全国のファミリーマートで「BIC SIM えらべるSIMカード powered by IIJ」の販売が始まりました。プリペイド式でない格安SIMがついにコンビニで買えるようになったんですね。
いよいよMVNOが主役になる時代がやってきたかと期待しながら、早速近所のファミマを(買う気もないのに)のぞいてきたのですが、結果は正直がっかりだったというお話です。
どこに売ってるの?
見つからなくて店内をウロウロしちゃいました。
特設コーナーでも設けて大々的に販売されているのかと思いきや、amazonギフトカードなどと一緒にさりげなく並んでいます。
即日開通はできません!
これが件の格安SIM。といってもSIMカードそのものは入っていません。レジで現物と交換してくれるわけでもありません。
右上に注目!
SIMカードは後日発送です
と記載されています。なので、買ってすぐSIMカードを入れ替えて「快適!格安SIM生活スタートだぜ、ヒャッホー!」とはいかなかったのです。
開通手続きはネットでねってかよ!
下の方に「裏面を読め」と書いてあったので裏返すとこんな感じ。ここに驚愕の但し書きが!
レジで開通手続きができるわけじゃないんですね…
しかも
インターネットに接続できる環境が必要です
だってさ。ってことは…
結局一緒じゃん
「SIMカード後日発送」「ネットでの開通手続き」だったら、ビックカメラのサイトや amazon で買っても同じじゃない?ってな結論に至るわけです。
批判ばっかじゃアレなんで
ひととおり紹介しときます。
開くとこんな感じ。
購入後にプランを選べるのがミソのようです。
選べるSIMのタイプは4種類。
- (月額)音声通話機能付き
- (月額)SMS機能付き
- (月額)データ通信専用
- プリペイド式
月額タイプでは、データ容量を最大3回線で分け合える「ファミリーシェアプラン」も選択できます。
買った後で契約するプランをゆっくり考えられるところに優しさを感じます。
また、2種類のリチャージクーポンが同時に発売開始されていました。
月々のデータ量を使いきった際に、追加でデータ量を増やすためのクーポンです。
「BIC SIM」だけでなく「IIJmio」のSIMにもチャージできます。
僕はBICではなく、純正のIIJmioのSIMを使っているので、このクーポンの方にお世話になるかもしれません。
まとめ
コンビニで買えるようになったとはいえ、「即日開通不可」では格安SIMユーザーを増やす決定打にはならないと感じました。
せめてSIMカード「現物」を購入し、ネットで手続きするとすぐ使えるような仕組みなら、コンビニで販売する強みになると思います。
欲を言えば、コンビニの店頭で開通手続きができるようになれば、市場が一気に拡大すると思うのですが、でもそんなことになったらコンビニの店員さんが大変ですね。
おしまい
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