前回 Amazon Fire TV Stick の車載を試みたのでしたが、発熱問題が勃発し実用化に至りませんでした。
そこで Stick 本体の冷却のため、ヒートシンクを求めて引き出しの中をゴソゴソしていると…
古いスマホを車載メディアプレーヤーに
妻のスマホデビュー機、Sony の Xperia Acro HD を発見しました。
スペックはこんな感じ。
OS | Android 2.3 | |
メモリ | ROM | 16 GB |
RAM | 1 GB | |
CPU | MSM8260 1.5GHz(2コア) | |
ディスプレイ | 4.3 インチ | |
データ通信 | 3G | 〇 |
LTE | × |
かなりの低スペックですが、一応デュアルコアということで動画の視聴にはギリギリ耐えられそうです。
さらに動作を軽快にするため 海外版 Xperia acro S のROM を焼きました。
これで Android は 4.1 までバージョンを上げることができます。ドコモの余計なアプリも一掃でき、動きがかなり軽快になりました。
動画視聴用のアプリは前回同様「VLC Media Player」を使用。
低スペックな端末でも動作が軽く、DLNAクライアントにもなるため Wi-Fi 経由での外付けHDD の動画視聴も可能です。
これをカーナビに接続します。
カーナビへ接続しよう
Xperia acro HD には最近のスマホではお目にかかれない「micro HDMI」端子がついているので、カーナビへの映像出力は HDMI ケーブル1本で完了。
ナビが HDMI 出力に対応していない場合は…
このような機器を間に挟みましょう。
この 黄・白・赤 の3色の端子なら、たいていのカーナビの外部入力に対応しています。
つないだ様子です。
シガーソケットから電源もとりましょう。Wi-Fi 経由での動画視聴はスマホのバッテリーを急激に消耗させます。
エンジンスタートでしっかり映りました。
横画面固定での使用になるので、ホーム画面もアプリを使って横仕様にしました。
リモコン操作を想定して、いたってシンプルな構成です。
動画を観よう
電源確保のために micro USB ポートを使用してしまったので、外付けHDD への接続は Wi-Fi を経由します。
バッチリ観れました。画質も 10インチ 程度の車載ディスプレイなら十分すぎるくらいキレイです。
気になる発熱問題ですが、スマホ本体は多少熱くなるものの約3時間の連続再生に耐えられました。
なお、操作は直接スマホをタッチしてもよいですが、Bluetooth リモコンがあれば後部座席からの操作もできます。
さらに Bluetooth ゲームパッドをつないでこんなことも…
Xperia は プレステ3 のコントローラー「DUALSHOCK3」の接続にも対応しているので、車内でゲームをするにはもってこいですね。
ただし、写真の懐かしゲームをプレイするにはゲームのROMデータが必要ですが、現在では合法的な入手は不可能です。
ゲームパッドに対応したゲームアプリを楽しみましょう。
↑ は海外サイトですが、ゲームパッド対応の Androidアプリが紹介されています。
まとめ
以上、Fire TV Stick の排熱対策をするつもりが完全に方針変更してしまいました。
それでも引き出しの中で眠っていた古いスマホに新たな活躍の場を与えることができたので、まあ良しとしましょう。6年も前の機種ですがまだまだコキ使ってやりますよ!
おしまい
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