国土交通省が「チェーン規制」の定義を変更する方針です。
警報レベルの大雪時に、立ち往生が懸念される区間でのタイヤチェーンの装着が事実上義務化されます。
今までは“チェーン”規制でもスタッドレスタイヤを履いていればOKでした。
今後 「チェーン規制」の道路では、文字通り「タイヤチェーン」を装着しなければいけません

実施は2018年度の冬から。

つまり この冬からです!

タイヤチェーンを持っていないドライバーは急いで購入しなければいけませんね。

そこで雪国生まれの雪国育ち、雪道でのトラブルに何度も見舞われた僕が、失敗しないタイヤチェーンの選び方とポイントを紹介します。

タイヤチェーン選び4つのポイント

チェーンを買うときは特に次の4つに注目しましょう。

① 取付け難易度 ② 耐久性
③ 収納性 ④ 価格

1取付け難易度

チェーンを日常的に使っている一般のドライバーは少ないと思いますので、チェーンの脱着はほとんどの人にとって不慣れな作業です。
さらにチェーンを取り付けなければいけない場面は、たいてい雪がガンガン降る寒い屋外です。

なるべく作業時に 車の移動 や 増し締め作業 のいらない、簡単に取り付けられるタイプを選びましょう

増し締め作業
増し締め(ましじめ)とは、チェーンを取り付けたあと数十~数百メートル走ってから、チェーンを止めているバンドをもう一度締めなおすことです。
増し締め作業をしないで走り続けると、チェーンがブレて振動が大きくなったり、最悪の場合チェーンが切れてしまうことがあります。

2耐久性

チェーンを頻繁に使ったり、長距離を走る予定のあるドライバーにとって耐久性は重要なポイントです。
雪道を走る機会の少ないドライバーはそれほど気にする必要はないかもしれませんが、より耐久性の高いものを選んでおいたほうが安心です。

一般的に金属製のタイヤチェーンの方が非金属性のものより耐久性が高いです。
ただし非金属性でも JASAA認定品 については耐久性が認められています。
特に関越自動車道路の「関越トンネル」を装着したまま走れるのは JASAA認定品 の非金属チェーンだけです。

JASAA認定品
JASAA(一般財団法人 日本自動車交通安全用品協会)の規格に基づいて製造され、各種の実車走行試験で性能が確認された製品です。

 

また、チェーンは製品によって「制限速度」が設定されています。
例えば、制限速度が 30km/h 以下のものよりも 50km/h 以下のものの方が使い勝手はよいです。
ただし、警報レベルの大雪が積もった道路を 50km/h で走行することはまずあり得ないので、これも雪道を走る機会の少ないドライバーは気にする必要はないでしょう。

3収納性

外出先で予想外の大雪に見舞われ、急に道路がチェーン規制になってしまうと大変ですね。
万が一に備えてチェーンは車に常備しておきたいものです。
とはいえ使う機会の少ないアイテムですので、コンパクトに収納できるタイプがオススメです。

収納サイズは非金属性のものより金属製のほうがコンパクトな傾向です。
昔の金属製チェーンはかなりの重さがありましたが、最近は軽量化され金属製・非金属製に重量の差はほとんどありません。

4価格

一般的に非金属製のものより金属製のほうが価格は安い傾向にあります。
雪道を頻繁に走ることがないドライバーなら、それほど高価なチェーンを買う必要はありません。

とはいえ、ドライバーや同乗者の命を預かる重要なアイテムですので、あまりに安すぎるものは避けたほうがよいでしょう。

チェーンの素材・金属製と非金属製

4つのポイントでも触れましたが、タイヤチェーンには「金属製」と「非金属製」があります。
ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介します。

金属製タイヤチェーン

昔ながらのタイヤチェーンで、文字通り金属製の「鎖」でできています。
とても丈夫で価格も安いですが、使用後のメンテナンスを怠るとサビてしまいます。

雪面にしっかり食い込み安定感は抜群ですが、そのぶん振動や騒音は大きくなります。
雪道以外で使うと路面を傷つけてしまうほか、チェーン自体が切れやすくなるので注意が必要です。

メリット

  • 雪道での滑り止め効果は絶大
  • 耐久性が高い
  • 価格が安い
  • コンパクトに収納できる

デメリット

  • 振動・騒音が大きい
  • 使用後のメンテナンスが面倒
  • 雪道以外では破損しやすい

非金属製タイヤチェーン

ゴムや樹脂でできたタイヤチェーンです。
鎖というよりはベルトのような形状をしています。
耐久性では金属製に劣り、価格も比較的高価です。
サビによる性能の劣化がありませんが、金属製のスパイクピン部分はサビることがあります。

鎖のようにまとめたり折りたたむことができないので、収納サイズは大きくなります。
騒音や振動は金属製より少なく、雪道以外でもある程度は走行できます。

メリット

  • 錆びないのでメンテナンスが楽
  • 騒音・振動が少ない
  • 雪道以外でも多少は走れる

デメリット

  • 金属製より耐久性に劣る
  • 収納に場所をとる
  • 価格が高い

非金属製を買うなら、性能が認められた JASAA認定品 を選びましょう。

迷ったらコレを買っとけ

購入の際は適合タイヤサイズを確認してください

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車両移動・増し締め作業が不要で、重さも 4.3kg と金属製なのに軽量です。
制限時速は 50km/h です。

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こちらも人気のシリーズ。
車両移動・増し締め作業は不要で取り付けできます。
制限時速は 50km/h 。もちろん JASAA認定品 です。

まとめ

以上、突然のチェーン規制に備えたタイヤチェーンの選び方でした。

雪国育ちの僕から言わせてもらえれば、警報レベルの大雪が積もってしまったら、もうチェーンを着けたぐらいではどうにもならないと思います。
しかし国の方針として決まってしまったので、雪道を走る可能性があるドライバーは早めにタイヤチェーンを準備しておきましょう。

また、チェーンがあればスタッドレスタイヤは不要 ということではありません
積雪や凍結が予想される地域へのドライブは、スタッドレスタイヤ+タイヤチェーン という二重の安全対策で臨みましょう。

 

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