
nasne や 無線LANルーターのUSBポート に外付けHDDを繋ぐときに、FAT32 という形式でフォーマットしなければいけないことがあります。
古いバージョンの Windows では標準搭載のフォーマット機能で FAT32 が選択できました。
これが Windows10 では「NTFS」と「exFAT」の2形式しか選べなくなっています。
この問題には、残念ながら Windows の標準機能だけで解決する方法がありません。
素直にフォーマット用のソフトを使いましょう。
無料で使えるディスクフォーマットソフト
次の3つのフリー(無料)ソフトが候補にあがりました。
Disk Formatter2
USBメモリーや外付けハードディスクを販売する有名なOA機器メーカーの「バッファロー」のソフトです。
バッファローのホームページから無料でダウンロードできます。
https://www.buffalo.jp/support/download/detail/?dl_contents_id=60885
このソフトはパソコンへインストールしなければいけません。
さらに、バッファロー製のハードディスクでしか使えませんでした。
Fat32Formatter
こちらも無料で使えるフォーマットソフトです。
パソコンにインストールすることなく使うことができます。
http://software.tokiwa.qcweb.jp/download/Fat32Formatter/Fat32Formatter.html
このソフトを起動すると「ファンクションが間違っています。」と警告が出て使えませんでした。
対応OSは Windows7 までのようです。
ハードディスクフォーマッタ
バッファローとしのぎを削るOA機器メーカー「アイ・オー・データ」のソフトです。
ホームページから無料でダウンロードできます。
https://www.iodata.jp/lib/product/i/2107.htm
パソコンにインストールしないで使えます。
さらに、アイ・オー・データの製品以外もフォーマットできます。
ハードディスクフォーマッタの使い方
ソフトのダウンロード
I.O DATA の 公式ダウンロードページ から Windows10 対応のものを選びダウンロードします。
ダウンロードされた exeファイル をダブルクリックするとソフトが起動します。
ハードディスクを選択
フォーマットしたい 外付けHDD を選びます。
2台以上の HDD を繋いでいるときは、選んだ方のアクセスランプがチカチカ点滅します。
ちゃんと確認して正しい HDD が選択されていたら、 [ 次へ(N) ] をクリックしましょう。
フォーマット形式を選択
フォーマット形式は FAT32 、パーティション形式は MBR を選びましょう。
選び終わったら [ 次へ(N) ] をクリック。
確認を求められるので [ はい(Y) ] をクリック。
注意事項への同意
「注意事項に同意します(A)」にチェックを入れて、 [ 次へ(N) ] をクリック。
ハードディスクのフォーマット
フォーマットが終わったら [ 完了 ] をクリックしてソフトを閉じます。
念のためフォーマットした HDD を取り外し、もう一度パソコンに繋ぎます。
Windows のディスク管理で確認すると・・・
ちゃんと FAT32 でフォーマットできていました。
まとめ
以上、Windows10 で 外付けHDD を FAT32 でフォーマットする方法でした。
今回は「ハードディスクフォーマッタ」というフリーソフトを使いましたが、お持ちのハードディスクがバッファロー製ならメーカー公式の「Disk Formatter2」を使うといいですよ。